教育について

スタジオ紹介

社会分析スタジオ(文化人類学)

松本 尚之

文化人類学を学ぶプレゼミという位置づけとし、演習的な要素と実習的な要素の両方を取り入れたいと思っています。演習的な要素としては、文化人類学と関わる文献の輪読を通して、学問のイメージをつかんでもらいます。今年度は『人類学で世界を見る』(春日直樹編、世界思想社)及び『広島:記憶のポリティクス』(米山リサ、岩波書店)を読みました。実習的な要素としては、文化人類学の核となる研究方法であるフィールドワーク(質的調査)を学びます。数人のグループに分かれて自分たちで設定したテーマのもと、調査を行ってもらいます。2012年度は3つのグループに分け、「宗教(様々な宗派の聖職者のライフストーリー)」、「若者文化(桜木町周辺のストリートミュージシャン)」、「住まい(ネットを媒介としたシェアハウス)」をテーマに調査を行っています。

上記の調査テーマを見てもわかる通り、人類学は「何でもあり」の(実にあやしい)学問です。自らが持つ興味を大切にしつつ、それを具体的な調査テーマ、研究課題とすることの難しさを学んで欲しいと思います。また、自由だからこそ、何事においても主体的に考え、活動することが求められます。特に調査については、授業時間外に行ってもらい、授業はその進捗を確認するのみの時間となります。従って、スタジオへの出席はもちろんのこと、授業時間外に空き時間を見つけて自主的に調査を進めることが必要です。

<履修上の留意点>
スタジオⅡとⅢを通年で履修することを前提としてスタジオ運営を行います。

<備考>
3年次のスタジオは、社会調査士関連科目Gに対応する予定です。