教育について

ゼミ紹介

高橋ゼミ〔ジャーナリズム〕

ジャーナリズムを学生自らが実践する中で、現代の社会問題を考え、主張する力を体得することを目指します。

本学の特徴の1つである「国際化」を念頭に、当面のテーマを「日本に居住する難民」に絞ります。ゼミ生は自らの工夫と努力で取材対象の難民を探し出し、インタビューを試み、メモを整理し、原稿を執筆します。そのうえで、ゼミ生同士が原稿を講評し合い、書き直し、記事を仕上げる。最終的にブログへのアップや学内発表などを目指します。

あまり知られていませんが、神奈川県には日本で一番多く難民が生活し、横国大周辺にも多数の難民が暮らしています。その大半は、ベトナム戦争後の1970~80年代、政治的混乱を避けて日本に逃れてきたインドシナ(ベトナム、カンボジア、ラオス3国)出身の難民です。しかし、彼らの定住を認めた後、日本政府は再び難民受け入れを厳格化し、世界有数の先進国にもかかわらず、今も「難民鎖国」状態が続いています。「グローバル人材育成」と声高に叫ぶのとは裏腹な実態の背景には、何があるのか。それを解き明かすため、過去の問題とみられがちなインドシナ難民政策の問題点を改めて振り返り、彼らの実態や現状に今一度目を向けてみよう!その過程で、日本が進むべき国際化のあり方が見えてくると考えます。

3年時にまず、インドシナ難民問題を中心に学び、4年時には日本で暮らす他国出身の難民にも視野を広げつつ、彼らが抱える諸問題を研究します。その実態を追跡・調査する中で、真の国際人に不可欠な視点や姿勢が身に付くはずです。

また、難民問題にとどまらず、広くジャーナリズムを学ぶため、記者会見、講演会などで学外に出掛けることがあります。

<履修上の留意点>
原則、ジャーナリズム・スタジオ履修を求めるうえ、学内でのゼミに加え、たびたび学外取材を行うため、相当な時間と手間を覚悟してください。旅費など一定の費用も必要です。教官指導の下、取材のアポ取りや調整などは原則、学生自らが行います。




ハンセン病元患者の森元美代治さん(左端)を囲み、体験談を聴く学生たち=2014年1月10日、教育人間科学部7号館で=高橋弘司撮影