教育について

ゼミ紹介

榑沼ゼミ〔思想〕

2015年度・春学期の槫沼ゼミでは、近代以後の日本(“世界の一環としての日本”)の生活空間・都市空間のことを考えるために、まずは柄谷行人『遊動論―柳田国男と山人』(文春新書、2014年)と篠原雅武『空間のために―遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社、2011年)を読む。続いて加藤政洋・大城直樹編著『都市空間の地理学』(ミネルヴァ書房、2006年)を手引きに、1960/1980年代以後の都市論で生じた「空間論的転回」を中心に概観しつつ、生活空間・都市空間に関する自分の問題領域を見出すことを目指す。秋学期のゼミでは、「空間論的転回」の起点になったアンリ・ルフェーブルの思想を『都市への権利』(森本和夫訳、ちくま学芸文庫、2011年)等を用いて追跡するか、スタジオで使用する『ラインズ―線の文化史』の著者ティム・インゴルドによる関連著作『生きているということ』(邦訳近刊予定)を読むか、具体的には春学期が終了した時点で構想したい。