教育について

ゼミ紹介

榑沼ゼミ〔哲学・芸術論〕

「危機の時間」を生きるなかで、先人たちが何を考え、言葉を遺してきたのか。こうした言葉に傾注し、自分たち自身がより濃密に生きるための道標と触媒を見出したい。来年度春学期の主な登場人物は田辺元(1885東京—1962北軽井沢・前橋)と西田幾多郎(1870石川−1945鎌倉)。二人は「友」であり、また「敵」だった。二人とも戦争に直面して苦闘した。西田に戦後はなかったが、田辺には戦後と「新しい生」があった。読む本の候補は、『田辺元・野上弥生子往復書簡』上・下(岩波現代文庫)、『死の哲学―田辺元哲学選IV』(岩波文庫)[「マラルメ覚書」「生の存在学か死の弁証法か」所収]、小林敏明『西田幾多郎の憂鬱』(岩波現代文庫)、檜垣立哉『西田幾多郎の生命哲学』(講談社学術文庫)、中沢新一『フィロソフィア・ヤポニカ』(講談社学術文庫)、若松英輔『魂にふれる―大震災と、生きている死者』(トランスビュー)等。

<履修上の留意点>
2年次の「言語空間スタジオ」に参加していなくても、履修することができるが、その場合は特に、面談とゼミ見学の両方を行うこと。